奇跡のひとり芝居「障子の国のティンカーベル」が7月に再演！／毬谷友子に単独インタビュー！毬谷友子

宮城野 [DVD]

オープニング、いきなり鷲掴まれる。
毬谷友子の存在感。

ストーリーの軸としてはなんてこたない女郎の報われない恋路なのだが、そこに写楽、浮世絵を絡ませて、独特の世界を作り出す。

浮世絵の中に迷い込んだような不思議な街並み、くすんだ極彩色。
劇中劇かと思わせるような非現実的な舞台設置で、夢うつつな世界観を作ろうとしてるのかな、なんて思いました。

毬谷友子が圧倒的だ。
こういう感じの女優さん、好きだな。（笑）
少女のような可愛らしさと女性としての艶が同居してるような独特の雰囲気を持っている。
こういう感じの女優さん、あまりいないが日本人の女優さんには結構見られる。
掴みどころがないとも言えるのかも知れない、独特の空気がとてもいいんだな。

この作品、登場人物が極端に少なく、その閉塞的な空間で情念の行き来が描かれる。
報われない恋が、やはり美しいのかな・・・。（笑）
確かに、馬鹿で愚かで、涙を誘われる。宮城野 [DVD] 関連情報

海でのはなし。 [DVD]

ストーリーも主演の２人もそこそこ良かったと思います。
僕はスピッツの大ファンですが、敢えて言わせてもらえば
ホタル他１曲ぐらいがぴったり来るぐらいで、他多数の曲は
明らかに映画の邪魔をしていました。
ドラマの大部分が２人芝居なので、
静かにせりふや芝居が醸し出す雰囲気に浸りたいと思っているときに
ノイズのように音楽がガンガン鳴り響き、うるさかったです。
これはスピッツにとってもこの作品にとっても不幸だったと思います。海でのはなし。 [DVD] 関連情報

夢二デラックス版 [DVD]

ひさしぶりに再見しました。
役者が素晴らしかった。特に女優陣が凄い。それだけでも十分楽しめます。
もちろん、楽しむ点は他にもたっぷりありますが…。
ソフトとしては、映像特典もあるし、コメンタリーもよかった。
（ジャケットの写真はいまいち。粒子が粗い）

ところで、
私は昔から本作について、ツィゴイネルワイゼンや陽炎座と、くらべてしまう傾向があった。（みんなも？）
私は、ビスタサイズや、画面の調子（色調とか）、音楽（の扱い方）などが気になっていた。

でも、的外れな感想だなと、今は思う。

それに、三部作とのことだが、前二作は一種の怪談で、本作はちょっとちがう（よーな気がするんですが…どうでしょう）。

三部作とか忘れて、素でみるといいかも。
圧倒的な映像と、不思議な開放感がある傑作。テーマ音楽もいいです。夢二デラックス版 [DVD] 関連情報

清水邦夫〈2〉雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた/エレジー (ハヤカワ演劇文庫21)