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ヤーノシュ・シュタルケル 商品

ヤーノシュ・シュタルケル バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)

壮年期のシュタルケルは余り好きではなく、ずっとフルニエばかり聴いていたが…この演奏を聴くと枯淡の境地に垣間見る表現の深み、凄みに思わずゾクッとします。

この演奏を聴いた後にフルニエのアルヒーフ盤を聴いたが…何だか外面的な美しさばかりを気にしているような演奏に聞こえ、彼の晩年のフィリップス盤を聴きたく思いました。

それにしても…このディスクは素晴らしい音質で、まるで、そこにシュタルケルが居るかのよう…「パサッ」とたまに音が聞こえ、「ノイズかな?」と思いきや楽譜をめくる音のようです。

この曲の全曲録音を何度も完成させ…その真髄を手中に納めたシュタルケルの修業者としての在りよう、虚心坦懐にして驕らない誠実さに感じ入りました。 バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲) 関連情報

ヤーノシュ・シュタルケル バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲)他

生涯に4回の無伴奏チェロ組曲全曲録音を果たしたシュタルケル2度目の全曲集で、既に昨年マーキュリー・リヴィング・プレゼンス・コレクターズ・エディションに組み込まれていたものが、今回ルビジウム・カッティングのリニューアル盤2枚組で再登場した。シュタルケルは高度な演奏技術と幅広い表現力を持っていながら、バッハの演奏にあたって尊大になることもなく実直で飾り気のない、しかし一方で骨太で力強く揺るぎない音楽構成を聴かせているのが特徴だ。またバロック音楽に造詣が深いだけあって、ここでの舞曲や装飾音の解釈も今もって説得力のある普遍的なものだ。しかもこの録音は1963年から65年にかけて、彼が40歳になった頃のもので独特の覇気が全曲を貫いている。

尚この2枚組セットには6曲の組曲の他に、2曲のヴィオラ・ダ・ガンバのために書かれたソナタト長調BWV1027及びニ長調BWV1028も収録されていて、ピアノはハンガリー時代からの朋友でしばしば彼と協演して高い評価を受けているジェルジ・シェベックが担当している。ちなみにバッハのもうひとつのガンバ用ソナタト短調BWV1029は、同ピアニストとの録音で今回このシリーズで復活したバロック・チェロ・ソナタ集の方に収められている。録音技術と再生音の優秀さで知られたマーキュリー・リヴィング・プレゼンスだけあって音質の素晴らしさと臨場感は半世紀前のセッションとは思えない。 バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲)他 関連情報

ヤーノシュ・シュタルケル コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ(48年録音/Pacific 78rpm)/ファリャ:スペイン民謡組曲(Pacific 78rpm)/コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ(50年録音/Period)

 Starkerによる伝説的な1950年Periodに録音したKodaly無伴奏チェロソナタに、48年の初録音とファリャの録音をカップリングしたもの。録音については、バルトークの遺児ペーター・バルトークによる1950年盤はもともと名録音として知られている。モノラルであったりテープヒスがやや耳につく以外は、録音じたいはむしろ優秀と言えるものであり、同じく名録音として知られる菅野沖彦氏による1970年盤にそれほど劣るものではない。1948年盤はSPからの復刻であっても、原盤の状態は良好であるようで、もともとノイズカットによる影響を受けにくい音程の楽器だということもあって、聴きやすい。

 演奏だが、各種あるStarkerの録音の中でも、世評どおりこの1950年Period盤を第一にするものである。筆者が思うに、この曲で重要なのは最終楽章であり、例えばバッハの無伴奏チェロソナタや、バルトークのピアノ協奏曲最終楽章(特に第二番)のように、「舞曲」として弾くことが肝なのだ。カザルスやアバド/ポリーニの演奏が失敗し、ビルスマやアンダ/フリッチャイの演奏が成功しているのと同じ理由で、本曲に関しても舞曲としての性格描写に失敗したヨー・ヨー・マは退屈な演奏であり、それに成功したシュタルケルが名演と言われているのである。テンポ、というより、リズムの表現に失敗した演奏は聴くに耐えない。古来から音楽は舞踏と強く結びついており、東欧やアラブの民俗音楽に取材したコダーイやバルトークの音楽では特にそれが重要なのだ。舞曲としての性格を留めているバッハの無伴奏のように。 コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ(48年録音/Pacific 78rpm)/ファリャ:スペイン民謡組曲(Pacific 78rpm)/コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ(50年録音/Period) 関連情報

ヤーノシュ・シュタルケル 白鳥~チェロ名曲集

1975年〜1980年、PCMデジタル。録音場所などは不明。
チェロの音色を気軽に味わう入門用としては格好の1枚と言える、そんな存在のCDだ。

チェロの演奏は藤原真理とシュタルケル。
藤原の演奏は正統派の印象で、基本を忠実に守り、丁寧で安心して聴ける。

シュタルケルはチェロをヴァイオリンのように操る技術の持ち主の様で、あの手この手で楽しませてくれる。
また、その技術を披露するのに変ないやみが無いのが良い。

演奏者によって録音条件が違う様で、ピアノの定位が変わるが、音は総合的に素晴らしい。
チェロは鮮烈だが、ツヤ、厚み、エネルギー感があり、朗々と響き渡る。

ピアノは実在感と力がありフラットでクセ無く、本来のピアノらしい音色が楽しめる。
音像の輪郭は非常に自然で、チェロは左、ピアノはセンターもしくは右にかけて定位する。

音場は自然でゆったりしていて厚みがあり広い。
曲は入門用だが、音は本格的。お買い得、優秀録音盤CDと言える。

白鳥~チェロ名曲集 関連情報

ヤーノシュ・シュタルケル カサド:無伴奏チェロ組曲

ビックリしました。
曲そのものもイイけど、シュタルケルさんてこんなに旨かったんですね。
名前は知ってたけど、ほんとに驚きました。

また、収録曲もバラエティに富んでて面白いデス。
元々、カサドの無伴奏が欲しくて購入しましたが、
ソナチネも憎い編曲で楽しいし、いい買い物をしました。
カサド:無伴奏チェロ組曲 関連情報