実録鬼嫁日記―仕打ちに耐える夫の悲鳴
「鬼嫁」という触れ込みだから、本当に恐ろしい嫁の実態か、それとも犬も食わないのろけの類いか、両極端のうちのどちらかの内容を想像していたのだが、読んでみるとこの実録日記はそのどちらでもない、コワカワイイとでもいうべき嫁とそんな嫁にとほほと嘆きつつシモベのように従う夫の人柄のよさが伝わってきて、笑える笑える。この笑いの独特の微妙さというのは、これまでどんな文学でもノンフィクションでもみられなかった新境地だと思う。とりわけ、最後の当の鬼嫁の「あとがき」がふるっていた。どうでもいいけど、お幸せに。
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ZERO SALTAWAY ソルトアウェイ(塩害腐食防止剤) 原液 946ml 塩害の悩みを一発解決!
普通のボディーシャンプーの様に使うようですが、
高価なので、冬場に走行後ホイールにしか今のところ使用していません。
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空はまるで
いつも利用していますが、レビューは初めてです。
筆不精の私を動かすものが大いにありました。
シングルですでに知っている曲が多かったので
正直大きな期待はしていなかったのですが、
聴いてあまりの出来栄えに感激してしまいました。
アーティストとしての幅広い力が凝縮されて詰まっていると思います。
カッコイイし、心地よいし、スカッとする、私にとって大満足のアルバムです!
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防水 加工 光 センサー スイッチ AC DC 12V 街路灯などの自動制御 配線図説明書付き (2個セット)
安価で最高だと思いました。基盤だけの製品より安いし、後はセンサーの調節ができれば★5個今は4個半ですよ。
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去年マリエンバートで [Blu-ray]
作家の埴谷雄高氏は、ロック音楽の秀作として、タンジェリン・ドリームのアルバム『リコシェ』を推奨し、映画の場合は、このヌーヴェルヴァーグの問題作『去年マリエンバートで』を最高傑作と評価していたと記憶している。その昔、学生の私は名画座で本作を観たが、いかにも埴谷氏好みで、驚くべき格調の高さを有するが、男性のナレーションとオルガンのBGMの単調さが眠気を誘発する、極めて難解な作品だったという印象が残っている。しかし、肝心の内容は覚えておらず、今回、久しぶりにこの映画を観て、私の印象があまり間違っていなかったのを再確認したところだ。
本作のストーリーは、広大な庭園のあるバロック様式の城館で、主人公の男がヒロインの女に「去年マリエンバートで会った」といい、女は「知らない」と反論し、空疎ともいえる会話を延々と繰り広げるというものだ。つまり、<主観的記憶>の曖昧さがテーマで、この曖昧さが男女間の<謎>となって、不毛な会話が展開されるのだが、このテーマは、黒澤明監督の『羅生門』に触発されたものだという。ヒロインは、主人公の男の執拗な問いかけに何度も疲れた表情を見せるが、このような男女関係が成立しうるとはとても信じられない。というのも、ここでは男女間の<愛>が語られず、<様式美>としての城館の装飾やカードゲーム、鏡、写真などへの偏愛しか感じ取れないからだ。しかし、アラン・レネ監督も、脚本のアラン・ロブ=グリエも、そのような男女間の<愛>の不存在を確信犯的に気にしていないので、それがこの映画の数学的・抽象的な整合性への嗜好を際立たせている。
また、俳優の演技も奇妙で、ドレスアップした登場人物たちが、セリフをしゃべるとき以外は、マネキン人形のように静止し、その結果、いずれの場面も一幅の絵のようにポーズが決まっている、といった不自然な<様式美>が追求されている。日本の能楽では、シテがセリフをしゃべっている間、ワキ、ツレなどは舞台の端の床に坐り、静止して待機していて、ほとんど対話らしい対話が成立しないが、この能楽の<様式美>と本作のそれとの類似性が想起されてならない。アラン・レネ監督は、前作で広島を舞台にした『二十四時間の情事』を制作しており、本作が『羅生門』を下敷きにしていることからも、当時、日本文化のリサーチを通じて能楽の影響を受けた可能性は十分にありうると思う。このマネキン人形風の奇妙な演出も一因となって、映像は、スムーズなストーリーの流れが阻害され、時間の流れまでもが、現在と過去が入り組んだ複雑なパズルの<様式美>を構成することになる。
本作の難解さを<独りよがり>と批判することは簡単だが、このような非現実的なプロットを貫徹させる方法意識に満ちた演出を目の当たりにすると、往時のヌーヴェルヴァーグの勢いは凄いものだと逆に感心させられる。しかし、芸術性の香りは高いが、群を抜く難解さで、フランスでの公開時に席を立つ人が続出したといういわくつきの作品だ。本作の観賞は、折り紙つきの難解さと<様式美>の単調さに耐えられるツワモノだけにお薦めしたい。
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