複合的電子音楽革命運動DENPA!!!が本気を出したアルバム。2010年発売。
まず、収録曲がカオスすぎる。大体、TMネットワークのGet wildとコンピューターおばあちゃんとプリキュア5とマイケル・ジャクソンのBADとAIRの鳥の詩が一枚に収録されているCDなど、他にない。
バッキングが半音上がったり下がったり不安定なまま疾走するプリキュア5。
歪みまくったベースとドラムンベースですっかりカオスに生まれ変わった“BAD”。このBADはほんとに名アレンジです。
疾走チップチューンにアレンジされながら、不思議な切なさと温かみを感じる“鳥の詩”。何故かリミキサー陣のクレジットが表示されていないのだが、この“鳥の詩”は恐らく撲殺少女工房の手によるもの。
オリジナルよりテンポをぐっと上げ、すっかりハードコアな“星間飛行”。
ファミコン音源そのものの、SOS団のメンバーが8ビットのドット絵で踊っている様が目に浮かぶ”ハレ晴レユカイ”。
よく知っているはずの曲たちが解体され、こうして生まれ変わったヴァージョンを聴くのは、新鮮で楽しい。
あと、ブックレットのイラストの体育座りの集団の中に、どう見てもリチャード・D・ジェイムズが混ざっている。そして、シークレット・トラックのタイトルが"Coma to daddy"。意味深いですね(笑) まあそのシークレット・トラックはガチのノイズ系なのだけれど。
DENPA!!! 関連情報
この本は素晴らしい本です。
博覧会の写真、建築、グッズ等色んなものが描かれており行ったことがない人にも
ぜひ見てもらいたい。
私は、この本を読んでいる内にあのころの思い出がよみがえってきました。
毎日行きたくって仕方なかったことやパンフレット集めに懸命で展示品を見落としてしまった
こと等思い出しました。
この本で嬉しかったのは、当時のパビリオンの建築についての解説です。
当時、子供だったのでどうやって作っているかなんてあまり考えておらず奇抜なパビリオンの
形にあこがれて外観を見て凄いなあと思ってました。
改めてどうやって作っていたのかを知り40年も前によく作れたものだと思いただただ感心して
興味深く読みました。
各パビリオンの内容解説が少ないのが少し寂しいですがオススメの一冊です。
EXPO’70 関連情報