著者はインターネットの運営当事者である。
そこでの体験が本書のタイトルとなっている。
◆ネットはビンボーな暇人の楽園
「ネットは時間制限なしで利用可能。外に出ないから交通費もかからず、腹も減らない。ブログ、動画など無料で使用できる。
暇人にとってネットは最高の娯楽。ヘビーに書込む人は暇人。
当然、カネを持っていない層でもある」
「ネットは暇つぶしの場。
雑談の場所、放課後の教室、居酒屋のような場所である」
◆ネットユーザーは保守的である
「ネットユーザーは誰かの主張を聞きたいのではない。
心地よい空間を探しているだけ。
自分と意見が違うものがあれば不快になる」
→そこから、嫌がらせが始まる。
有名人が失敗したら親の仇のごとく叩こうとする。自分とは何の利害関係もないのに。
相手は責任を背負った公的な人。理不尽な事を言われても逆切れもできない。
叩く側は、無名で匿名なので最強だ。
◆ネットは発想を均一化した
「2ちゃんねるでも、多様な意見はあまり出ない。
誰かを叩くときは、その流れが一方的になる」
→自由な発想が意外にないどころか、流れに沿わないと、叩かれる。
そういうのを見ると、人はイジメるのが好きなようである。
「ヤフーなどメガサイトの圧倒的集客力と、グーグルによる検索結果に従うことにより、ネットは人々をより均一化した。
多様化をもたらさない」
→検索は非常に便利だけど、落とし穴があった。検索結果で満足してしまう。答えが見つかったと思うのだ。
実はそれをベースにして、自分の考えを作っていかなくていけないんだけど。
◆そんなネットの性質を知った上での使い方
「タイトルが重要。
ウェブは更新が多いとアクセス数が上がる。
突っこみどころがあるもの。
身近でB級感覚があるもの。
鋭い意見。
テレビで紹介されたもの。
モラルを問うもの。
芸能人、エロ、美人、タイムリーなもの。
人をほめておけば炎上しない」
ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書) 関連情報
MSY Polyvalent Series Web Case for Xperia acro Pink/ピンク EPA03-001PI
Xperia arcでも同じメーカーのカバーを使っていましたが、
acroに買い換えるに当たって、やはり同じものをチョイスしました。
色は写真より、少し濃い青です。
クールなイメージになり、カッコいいです。
MSY Polyvalent Series Web Case for Xperia acro Pink/ピンク EPA03-001PI 関連情報
魂ウェブ限定 S.H.Figuarts 仮面ライダー アクセルブースター 仮面ライダーW
よく見ると腹部パーツが新規造形で、横に幅増しされています。
これで無印やトライアルのような、細すぎることからくる違和感がだいぶ改善されたように思います。
ただ、その分稼働域が制限されていますが、どのみち強化アダプタが邪魔になるので事実上帳消し(笑)ですけれど。
形状的にはシャッター状の装甲が追加された以外は無印と同一の頭部は、一回りほども小さめに新規に造形されています。
無印で非難が集中したせいもあってか、シャープで攻撃的なディティールで、非常に精悍な印象です。
これをもとにして、シールドをクリア成型のパーツに換装した無印用の頭部が「救済策」として同梱されていますが、なんだか逆に小さすぎて、襟の部分にすっぽり埋没してしまい、見てくれも良いとは言えず、稼働域も元のものよりさらに制限を受けてしまって、お世辞にも具合が良好とは言い難いものになってしまっています。
あとほんの2、3ミリほど上に接続部を延長してやれば、かなり改善されると思いますが…
胸部は、スーツに比べてやや平板な印象を受けなくもありませんが、多分に主観的なものかもしれません。気のせいかな…?
その他はドライバや脚部ブースター等以外は無印からの流用です。もちろんエンジンブレードも健在です。トライアルと違ってフィニッシュには必須ですからね♪
クライマックスでのわずか数分間の登場でしたが、画面中を縦横無尽に所狭しと動き回ってくれて、かえって逆に印象深かっただけに、これで終わりにするのはあまりにももったいないアクセルブースター。
かなうならば別の機会にまた活躍する様を見せてほしいものです。
魂ウェブ限定 S.H.Figuarts 仮面ライダー アクセルブースター 仮面ライダーW 関連情報
プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))
内容にまとまりがないというレビューが見られたが、それは本書がドラッカー氏の一連の著作からポイントとなる箇所を抜粋し編集しているためだろう。決して彼の主張がそのまま反映されているわけではないことに留意したい。
大きくわけて「社会」と「仕事術」から構成されているがこれが若干の混乱をまねいている原因かもしれない。
例えば仕事術だけを学びたければ、[経営者の条件]を読まれた方が主張が一貫していてはるかにスッキリするだろう。具体例も豊富でわかりやすい。
私はドラッカー氏の著書をもうすでにかなり読み込んでいたのでポイントを整理した復習用みたいなつくりでありがたかったが、たしかにはじめての方にはまとまりがなく分かりにくく感じられるかも。
貢献を重視するや強みをいかす、もっとも重要なことに集中するなど要点を押さえるだけでも充分価値はあるとはおもうが、あくまでダイジェスト版だという割り切りも必要だろう。
プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編)) 関連情報
シベリウスの晩年の音楽は、深いくて、広大で、高山にあって晴天にきらめく星空を見る思いがします。6番の交響曲の繊細な童話のような美しさはたとえようがありません、最終楽章の終結は孤独と向き合う人間の独白です。そして7番の交響曲は伝説と人間航路の世界です。冒頭の思いつめたような弦楽合奏とその大きな解消となるトロンボーンは世界の果てまでも届くような咆哮です。そして、その後の千変万化する音の様相で語られる物語の展開の後、人生の最後を思わせる見事な終結部に至ります。特に弦楽器のトレモロの上に奏でられる最後のフルートとファゴットのユニゾンによる静かなメッセージは旅の終りを思わせます。これはこの世のものとは思えない美しい音楽です。そして最後のわずか数小節はこの立派な交響曲をハ長調で締めくくる感動的な幕となっています。サイモン・ラトルの演奏はテンポといい、その全体感といい、音楽の真の姿を伝えています。すでに単体では販売されている録音ではありますが、立派な演奏です。よい指揮者の解釈は多くの個性の不一致があるものの、本物の演奏であれば必ず到達する共通領域があります。ものすごく努力をすれば、どこかで見えてくる、一致する何かがあるものです。かつてのカラヤン盤が正統派というべき姿を見せましたが、ラトル盤もその正確な譜読みの結実として共通理解の最前線をキープし、それ以上の高みに至っています。実はこれは稀なことです。最初の第1番交響曲から聴き始めて、この演奏が並みのものではないことがわかります。でも、特殊なわがままな演奏ではありません。約二十年まえのものであれこの演奏群がシベリウス解釈の貴重な成果であることは間違いありません。さらに、この演奏ではじめて、第3交響曲がこんなにも素晴らしい作品であることを知ることができました。驚嘆すべきものだと思います。 Complete Sibelius Symphonies 関連情報