ブルース・スプリングスティーン 商品

ブルース・スプリングスティーン THE“LIVE”

「Born in the USA」で大爆発した彼の人気に便乗した単なる売れ線ライブではなく、自分のキャリアの集大成と位置付けた作品。それは当時のコンサートのオープニングで、イントロだけで客を総立ちにさせた2-12をアルバムの前面に据えなかったことでもよくわかります。
トップに置かれた「ThunderRoad」は言わずとしれた名盤「Born to Run」のトップ。ハーモニカのシンプルな音色で始まるこの曲のアレンジをさらにアコースティックにしたこのオープニングの素晴らしさに、このアルバムに込められたメッセージのすべてがあるような気がします。最初は拍子抜けするかもしれませんが、繰り返しきくと、曲自体のよさが際立っています。
アルバム全体に感じる熱気以上に、スタジオでレコード盤に定着させた音楽の、さらに進化した形を楽しむことができ、ある意味彼の最高傑作と呼びえる作品です。(このアルバムに比べると、近年のニューヨークライブのアルバムとしての価値、完成度、彼自身のパフォーマンスすべて隔世の感があります。) THE“LIVE” 関連情報

ブルース・スプリングスティーン The Collection 1973-84

”Darkness on the edge of town”のiTunes でのインポートの件ですが、私もやはりインポート出来ませんでした。しかしx-アプリで試したところ読み込めました。iTunesとの相性が悪いのでしょうか?ただこの値段でこのボリュームはびっくりですね。 The Collection 1973-84 関連情報

ブルース・スプリングスティーン スプリングスティーンの歌うアメリカ

この本は、
95年「ゴースト・オブ・トムジョード」から、
09年「ワーキング・オブ・ドリーム」までのスプリングスティーンを取り上げている。
読んでいて思うのは、スプリングスティーンがいかに誠実に、
時代と向き合い、社会と向き合い、自分の繰り返しを否定してきたかということ。
アーティストとして、ミュージシャンとして前進し続けてきたかということ。
著者は去年NHKラジオで「音楽が世界を動かす」というテーマで全13回の話しをされた方で、
プリングスティーンのとらえ方もポピュラーミュージックの歴史的な視点も持っていて深い。
そして、著者には何よりスプリングスティーンへの愛が感じられ、読んでいて心地よい。
コラムも「欧米とは大きく異なる日本での受け入れられ方」「トリビュートアルバム」
「映画との関係」「ゲイ雑誌に登場」「(マネージャーの)ジョンランダウインタビュー」等など、
とても充実していて、スプリングスティーンについて多面的に知ることができる。
プリングスティーンが好きで、アルバムを愛聴していている人は、購入をぜひお薦めする。
プリングスティーンへの理解と愛が深まると思う。
新作「レッキングポール」を聴いた方も、ぜひこの本で以前の作品をふり返って欲しい。 スプリングスティーンの歌うアメリカ 関連情報

ブルース・スプリングスティーン 明日なき暴走

ロックの未来と言われたボスがその才能を開花させたアルバム(すいません。ちょっと偉そうで)。個人的に一曲選べと言われれば(誰も言わんが)、『Jungleland』です。この曲をライブで聴くまで死ねないです。何回もボスを自分で編集したテープ(まだ売ってるの?)!MD等を作りましたが、一曲目は常に『Thunder Road』で,最後は必ず『Jungleland』です。本当に曲順の流れがばっちりです。このアルバムは曲数の割に密度がかなり濃い。例えるなら大トロのような感じ?少しでも聴き応えたっぷり。しかし決して胸焼けはしません。ただこのあと裁判で、次作までのブランクが悔やまれる。この勢いであと一枚作って欲しかった。 明日なき暴走 関連情報