よど号 商品

よど号 「よど号」事件122時間の真実

当時、私はまだ生まれていませんでしたが事件の様子が手に取るように非常によく取材されています。目をひいたのが、韓国政府の対応でした。韓国では、よど号事件の1年前にハイジャック犯が同じ様に北に飛び、機体はおろか乗員、乗客共にまだ帰っていないと言う事実があるので、最初はキンポ空港を平壌と騙し着陸させます。その後は、韓国政府は何としてでも北に飛ばせないように努力をします。けれども当時日本は北がどれだけ恐ろしい国かと言う意識が希薄で、早く北に飛びたがる犯人らを引きとめ、乗客を拘束している時間を延ばすことに日本の世論は韓国政府は何をしているのか!?と怒りの声を飛ばします。韓国政府の対応は素晴らしい物でしたが、この本を読むと日本人が当時北朝鮮については全く無知だっと言う事がよくわかります。 「よど号」事件122時間の真実 関連情報

よど号 よど号と拉致 (NHKスペシャルセレクション)

この本は、2003年5月31日と6月1日のニ夜にわたって放送されたNHKの特番「よど号と拉致」の取材過程をまとめたものである。

北朝鮮による拉致問題に関与した疑いのある、よど号ハイジャック犯の赤軍派メンバーとその妻の動向に焦点を絞っての取材が丹念に描かれており、報道の現場を知る資料として有用だろう。

できのいい小説を読んでいる気分にさせられた。 よど号と拉致 (NHKスペシャルセレクション) 関連情報

よど号 宿命―「よど号」亡命者たちの秘密工作

よど号ハイジャック事件が起きた時は私は小さすぎてあまり良く分からなかったが、この本を読んで色々な事が分かったのでぜひお勧めします。ハイジャッカー達は何の目的でよど号をハイジャックしたのか、そしてハイジャックは単なる振り出しで、その後私たちが知らないところで何を考えてどのような行動を取って暮らしていたのか。一番興味深かった点はハイジャッカー達は北朝鮮について1-2年以内でチュチェ思想に洗脳され、最終的なハイジャックした目的であるはずの日本国内での革命を実現する事を後回しにしている事である。つまり北朝鮮の対南工作のお手伝いをする事で金親子に対しての恩返しをしているつもりらしい。この本はハイジャッカー達の精神構造が良く分かった面白い。 宿命―「よど号」亡命者たちの秘密工作 関連情報

よど号 宿命―「よど号」亡命者たちの秘密工作 (新潮文庫)

文化大革命の内実を赤裸々に語った「ワイルドスワン」と同様の衝撃を持って本書を読み終えた。人間は社会的生き物である。歪んだ社会にいることによって、人の意識、心まで歪められてしまう恐怖を味わうこととなった。学生運動とは無縁であったため、赤軍と言われてもピンとこなかったが、本書を読んでその内実を知るとともに、謎のベールに包まれている北朝鮮の恐怖も垣間見ることとなった。これは最近読んだノンフィクションの中でもおすすめしたい一冊である。 宿命―「よど号」亡命者たちの秘密工作 (新潮文庫) 関連情報