単に武骨で男性的なら
ボリュームを上げて一度聴いてスッキリしておしまいです
この演奏はそんな単純ではありません
月並みな表現ですが聴くたびに感動します
ヨッフム氏は私にとって
名前こそ知ってはいてもわざわざ聴かない往年の巨匠でした
風貌からもブルックナーが得意そうな感じで(詳しくは知りませんが・・・)
尚更聴く気になりませんでした(苦笑)
でもこの演奏は正直脳天を突き抜ける爽快感があります
学生の時に曲集の一部を実際に演奏したこともあるのですが
楽譜をみると変拍子はあるものの驚くほど単純です
しかし、あの譜面からこの演奏・・・!!!
という驚きが雪崩のように襲ってきます
個人的にはディースカウさんの知性的な表現が
裏目に出てしまい
酒場の場面の盛り上がりに欠ける印象ですが
とにかく他は何も言う事ありません
ぜひ多くの方に聴いていただきたいと思います!
オルフ:カルミナ・ブラーナ 関連情報
P.シュライヤーといえば、宗教音楽とオペラの両方で最高の歌唱を聴かせてくれます。魔笛のタミーノが好きです。指揮とテノール(福音史家)の二役ですが、残念ながらカットされています。2000年3月12日の日本公演を聞かれた方も多いのではないでしょうか?
演奏は、情に流されず冷静な解釈です。声楽も癖のない歌唱で、歌手の個性にとらわれず聴きやすいです。バロック音楽としてのバッハを聴くのに、お勧めです。1984年録音。
ハイライト版として聴くには充分でしょう。いろいろな演奏を聴き比べるのにこのCDを選びました。
バッハ:マタイ受難曲ハイライト 関連情報